限界バンドマン日記「反省はしている、後悔はしていない」

THE・五右衛門のボーカル西山竣也の日常

最近思った色々

バンドのこと、人生のことについて、最近色々考えていました。

まとまりのない文になるかもしれないけど、よかったら読んでいってください。

 


この間兄貴と久しぶりに電話をしました。彼は今年の12月にお父さんになります。僕の知っている、自分勝手で強引できついことばっか言う兄貴の姿はなく、優しい喋り方をする、大人の男性でした。

うちの父は年収1000万は余裕で超える金持ちですが、兄貴は僕の4つ上だけどそれに並ぶ勢いでガンガン稼いでいます。

そんな彼の日々の生活を聞きました。

人としての格の違いを感じました。

仕事の内容やそれがいかに激務であるか、日々の勉強や生活のハリなど、到底僕には真似できません。やはり、大金を稼ぐ人はそれに見合った努力と計画性とメンタルの強さを持っています。

何より、死んでも嫁と娘を守るんだという覚悟の違いを感じました。

兄貴は僕のことを「夢を諦めずに頑張っててすごい」と言ってくれましたが、言われて少し引っかかりました。はたして僕は夢を追いかけているのか、それとも夢に振り回されているのか。

そこで自分の夢について改めて見つめ直してみることにしたんです。


中学生のころバンドマンに憧れました。いつか自分のバンドを作ってでかいステージで歌うんだと胸に抱いて生きてきました。それから22になるまでは、「音楽の知識なんてないし、楽器もできないし、おれには音楽は敷居が高い」とやりたいことから逃げ続けて生きてきました。逃げることを悪いことだとは思いませんが、「やりたいこと」から逃げてしまうと居心地の悪いところに落ちていってしまいます。僕はそれがわかったから、バンドの世界に挑戦することを決めたんです。だから僕の一つ目の夢は

「バンドをやること」

でした。これはもう叶えています。


バンドをやるにあたって更に二つ夢ができました。そのうちの一つは

「死ぬまでバンドをやめないこと」

です。これはもう初めてのライブのときから言い続けています。もうカッコつけるのもなんなんで、正直に言いますが、これが一番きつい!笑

こんなこと言わなきゃよかった!!笑笑

でも口にしたからにはやるしかありません。そもそも、すぐに逃げ出してしまう臆病な自分を縛り付けるために、この言葉を吐いたんです。頑張ります。

まあ、でもぶっちゃけた話、ただ続けるだけならそんなに難しくはないんですよ。年に何回かライブに出て、仲間と楽しくお酒を飲むだけでも続けたことにはなりますから。勿論そういう生き方を否定するつもりは毛頭ありません。僕の周りには家庭を守りながら、歳にも負けず楽しくバンドをやっているかっこいい大人たちがたくさんいます。その生き方は尊敬しております。

ただ、僕のやりたいことはそうじゃなかったんです。

難しいのはガチでやり続けること。


これがバンドをやる上での二つ目の夢

「売れること」

です。

前置きが長くなってしまいますが、そもそも僕はバンドで「楽しいこと」がしたかったんです。兎にも角にも楽しいこと。自分たちが楽しいと思うことをやって、周りも楽しんでくれたら、尚楽しい!

だからそれを突き詰めていきたいんです。

でも、どうせやるなら、売れて有名になって大勢人を呼んだ方が楽しいだろうと思ったから、「売れること」が夢になったんです。そのためにはガチでやらなければならない。だから先ほどの「続けること」が難しいものに変わったんですね。

ただこの「売れること」の源流が「楽しむこと」であることを考えると、最近少し思うところがあります。

売れるためにはやりたくないこともしなければなりません、それは仕方のないことです。何事にもついてまわる現実です。ただそのやりたくないことが、僕の信念に背く行為ならば、これはやるべきではないことではないだろうか。


僕は社会不適合者です。とくに嘘をつけないところや、融通が効かないところ、何より天邪鬼なところがその要因です。だから、これら全てを内包していても、むしろそれがかっこいいと思えるバンドマンに憧れました。

もっと言えば「自由」に憧れたんです。

ところがどっこい、実際にバンドの世界に入ってみると、まあ嘘の多いこと多いこと。都合よく嘘をつけて、大人の言うことに従順な奴らで溢れていました。

バンドマンなんてサラリーマンと大して変わりませんよ。

不自由極まりない。


「人とうまくやっていけないからバンドやってます」みたいなこと言うやつにかぎって、打ち上げでガンガン酒飲んで、どんどん繋がりを増やしていって、媚び売り機嫌取りで上手に渡り歩いていく。

「弱者に寄り添う音楽を!」みたいなこと言ってカッコつけてるくせに、ステージを降りても強者でしかない。

本物の人見知りの僕からすれば「言ってることとやってること違うじゃねえか!」って感じです。

そんな優秀で強かで不自由な世界がバンド界でした。


みんなビジネスパートナーを作るのが上手いんですよ、誰とでも仲の良いフリができる。

でも僕はそういうの苦手だし嫌いです。

だからこそ僕は本当に好きな人たちとしか連んでいない自信があります。対バンしてから友達になった奴ら、友達とまでは言えないけれど、お互いの音楽を讃えあって、切磋琢磨していける仲間がいます。それを誇りに思っています。

でも時々裏切られてしまうんです。

僕たちに利用価値がなくなった途端離れていってしまう人たちがいるんですよ。特に友達だと思っていたやつにそれをやられるときつい。だから、大人の言うことを鵜呑みにしたり、それで自分のスタイルを変えたり、売れるために打算で人付き合いを変えたり、誰かに媚びを売ったりするのは、僕は絶対にやるべきではないことだと思いました。

ですが、やりたくないこと(やるべきではないこと)はさて置き、売れるために「どこまで突き詰めるか」はかなり大事なポイントなんです。これはもはや、人生そのもの、生き方そのものに共通する重要な部分だと思います。

ぼくの周りにも売れたい売れたい言っている人たちは腐るほどいますが、はたして何人が売れるためにできる全てのことをやっているのでしょうか?

そして、僕自身は?

そこに言及していきたいです。


僕はTHE・五右衛門がこれから先売れるために1番必要なことは

「僕の歌唱力」

だと思います。

売れているバンドはどのバンドもボーカルが頭抜けている。ピッチが合っているのなんて当たり前、表現力があって、おまけに個性まである。そんなボーカルのバンドだけが売れるんです。

お友達を多く作ったやつが売れるわけじゃありません。


さて、僕はといえば、残念ながら下手くそです。あまり好きな言葉ではありませんが、端的に言って音痴です。でも僕は心からこう思っているんです、

「歌は魂だ」

って。上手い下手じゃないんですよ。

僕は魂のこもった歌に感動して、生きようと思った人間ですから。

ただ、肝心なことはこれから話すことなんですが、「歌は魂だから」といって下手でも良いやと投げやりになって、練習もしないやつの歌に、はたして魂は宿るのでしょうか。ということです。

答えは否です。

だから僕はめちゃくちゃ練習しています。


自分の歌がこのままじゃダメだ。と感じて1番最初に考えたことは、やはりボイトレに通うことです。だから実は、生活をギリギリ切り詰めて、高いお金を払い、一時期ボイトレに通っていたことがあるんです。

ですが、ダメでした。

そもそも僕は習い事の類が吐きそうになる程苦手なんです。仕事の後に習い事だの、別のバイトだのがあるってだけで、その内容に関わらず、憂鬱になってしまいます。

さらに病的なまでに臆病で恥ずかしがり屋なので、知らない人の前で歌って、それを評価されるなんて耐えられませんでした。ライブとかは平気なんですが、かしこまった空気は苦手です。

心が落ち着いている時は大丈夫なのですが、鬱状態のときは(僕は双極性障害を持っています)練習をキャンセルしてしまい、お金を無駄にしていました。先生も困らせていました。すみません。

そこでやり方を変えようと考えました。

ボイトレに使うお金でスタジオの回数券を買い、毎日自主練しようと考えたのです。

歌い方云々の正しい間違っているはさておき、兎にも角にも僕はピッチが悪いので、音程の練習をひたすらすることにしました。

ピアノのアプリでポーンと音を鳴らし、同じ音を出す。そこから基本的な音階の練習をして合っているかどうかは手元のボーカルチューナーで確認する。そんな地道な練習をもう2年以上やっています。

f:id:THE81169677:20241113140640j:image

↑僕の使ってるやつ。時々鞄の中でピーって鳴ってて焦る。

 

最近では※コールユーブンゲンにも手を出し始めました。(※音大の入試とかに出る楽譜通り歌うやつ)

さて、それでも全然上達しません。

もちろん自分で気づける範囲の小さな成長はありますが、他人に気づいて貰えるほどではない気がします。

(あ、今八王子マッチボックスの奥とかいうカスに「歌と向き合ってない」とか言われた時のこと思い出しました。上手い下手ならともかく、歌と向き合ってないとか、お前になにがわかるんだよ。殺すぞ。あいつはいつか絶対殺す。)

なので、まだ他にできることがあるかもしれないと最近では思うようになりました。今は過去最高に困窮しているので、あまりお金はかけられませんが、お金が貯まったらまたボイトレに挑戦してみようかとも考えています。続く自信はありませんが。

まあ、とにかく現状できることはしているんですよ。

 


急に漫画の話になってしまいますが、アイシールド21というアメフト漫画にヒル魔というキャラが出てきます。彼は非常に頭が良く、狡猾ですが、アメフトに対しては誰よりも愛が深く熱血漢でもあります。そんな彼のセリフに大好きなものがあるんです。


「ないもんねだりしてるほどヒマじゃねえ。あるもんで最強の闘い方探ってくんだよ、一生な」

f:id:THE81169677:20241113070416j:image
超、良いセリフですよね!

僕もこういう生き方をするしかないと思っています。

正直僕がどれだけ努力を重ねても、今売れているプロのボーカルほど上手くなることはできないように思います。幼い頃から音楽に触れていて、音大なんかを出てる人に敵うとは到底思えません。

これは悲観的に言っているわけではなく、事実そうだと思っているんです。でも、だからといって諦める理由にはならない。

売れることは限りなく不可能に近いかもしれないけれど、ゼロではないはずです。

だからロックへの精神性やパフォーマンス、バンドの色など、僕たちの強みを活かしてこれからも活動していきます。

仕事も辞め、ただの清掃員のフリーターになり、恋人にも愛想をつかれ、まともに社会でやっていける自信もない僕には、もうこれしかないんです。

できるできないではなくやるんです。


少し話は戻りますが、ヒル魔は自分の身体能力が低いことを理解しています。その代わりに高い頭脳を活かした作戦を練り、一芸に特化した仲間たちを集め、勝利してきたキャラなんです。

ですが、そんなヒル魔の好きなところは、

ないものねだりしない=弱い部分を鍛えない「ではない」ところなんです。

弱い部分も最大限鍛えるんですよ。強みを活かすことより優先順位が低いというだけで。

彼が1年トレーニングを続け、0.1秒だけ足が速くなり、勝利するシーンがあるんです。1年でたった0.1秒ですが、その差で勝利する姿に僕は感動しました。

f:id:THE81169677:20241113070443j:image

僕にとって歌はまさにそれです。

さっき述べた通り、僕がどれだけ鍛えても、プロのようにはなれないと思う。2年練習を続けても目に見えた成果は出ない。それでも5年10年やっていれば、0.1ミリは上手くなるはず。もしかしたらその0.1ミリで今より多くの人が僕の歌で感動してくれるかもしれない。それなら努力する価値は十二分にある。

僕はそんな気持ちで日々練習しているんです。

(文章にしちゃってごめんなさい…!歌だけで伝えられない僕の技術不足をお許しください。少しでも歌への情熱をわかって欲しくて、こういう文を書きました。

パフォーマンスだってそうなんです。

僕が誰より大きい声で叫ぶのは、自分の中の恐怖や葛藤を吹き飛ばすため。そして、高まった喜びや興奮を表現するため。

僕が身体を最大限動かして歌うのは、歌に乗せきれなかった想いを吐き出すため。お客さんに伝えたい気持ちが溢れ出すからなんです。

奇を衒っているわけではありません。)


ずらずらと長文を書いてきましたが、つまるところ売れるために僕にできることは、

できる努力を最大限する

ってことです。

界隈がどうのこうの、売り方がどうのこうのは真理にでも任せようかな笑

僕はやりたいこと、思いついたことを形にするだけです。


そして、こうなってくると当然メンバーにも努力して貰わなきゃなりません。

僕は「努力」と言う言葉を他人に使うのはめちゃくちゃ嫌いなので、ほんとはこんなこと言いたくもないのですが、やはり、同じ目線に立って、同じ目標を志すなら、最低でも僕と同レベルの努力をして貰わないと困ります。

売れるためには僕の歌唱力が必要とは言いましたが、バンドなので、全員の技術も当たり前だけど必要です。

こんなこと記事にするべきではないかもしれませんが、ぶっちゃけ音源も気に入らないところだらけなんですよ。

だからみんなで頑張ろうよ。

この記事はURLをメンバーに送りつけて読ませます。


とにかく人生賭けてやってることだから、1ミリでも伝わってほしい。

協力してくれみんな。

 

 

さて、この記事を書くにあたって、冒頭で兄や父のことに触れましたが、僕は彼らのようにお金持ちになりたいわけではないんです。

スポーツや仕事のように数値化できるもので勝敗が決まる世界とは違い、人生においての勝利条件は「幸せになること」だと思っているので、結果よりも過程の方が大事なんです。僕にとってはね。

「頑張れている」という後ろめたさのなさが心の平穏につながるんですよ。

だからこれからも、偉くなるためではなく心の平穏を保つために努力をしていこうと思います。

 

 

 

最近は夜が怖くなってしまいました。

これから僕はどうなるのだろう…

このまま独りで死んでいくのだろうか…

そんなことを考えると憂鬱になります。

だからその答えをロックの中に見出したい。

あわよくば、ロックで救われたい。

どこまで行っても僕はバンドマンだから。

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

他にも面白い記事があるので良かったら見ていってください!


おやすみ!!

「春よ、終わるな」曲解説

こんばんは!THE・五右衛門ボーカル、西山シュンヤです!!

実はブログなんてものをやっておりました。

ものすごく久々の更新なので、忘れてたやつもおるやろ!!おばか!

(過去記事も面白いので、是非見てってね)

 

さて、今回はTHE・五右衛門、初のフルアルバム「春よ、終わるな」の曲解説をしようと思います!!

2023年5月に僕を振った(そして元彼の元へ帰っていった)Aちゃんに対する気持ちだけで構成された9曲、そこに込めた想い、その全てを丸裸にします!!

 

ちなみに大前提として言っておきたいのですが、僕は基本的に「曲の解釈は人それぞれでいい」という考え方です。

だから同じ曲についても感じ方に正解はないし、「解説なんか聞きたくねえよ」って方は見ないでください。

あなたにとっての曲の純度が下がってしまうので。

 

それでも、西山の脳内を見てみたい!

って方は是非見てやってください!!

 

前置きが長くなってしまいましたが、解説始めます!どうぞ!!

 

 

「春よ、終わるな」曲解説

 

 

1.ラブホテル

まんまタイトルにある通りAちゃんとラブホテルに行った際の出来事を歌った曲です。

わかってくれていると思いますが、勿論全部実話です。

僕はAちゃんとラブホテルには2回行ったのですが、1回目は高円寺の「zoo」って汚ねえラブホテルでした。

そこでは何故か「富士の水」という天然水を受付で貰いました。猿みたいにセックスすると思われていたのでしょうか(zooだけに)。まあ、しましたけどね!

2回目の高田馬場のラブホテル(名前忘れました)では、2回戦まで突入しました。

部屋にはゴムが一つしかなく、Aちゃんが「電話するとゴムを届けてくれる都市伝説があるらしい…」とか言い出して、(都市伝説ってなんやねん。てか、お前過去にも何回もあるやろ…)と内心複雑になりながらも、電話をお願いしました。

全裸のAちゃんが、少し高めのトーンで「あ、すみません、コンドーム貰えますか?」とか聞いてるのがシュールで、若干吹き出しそうになりました。その後、おそらくバイトであろう若い女の子が部屋まで来て、「あ、これ…300円です…」と気まずそうに渡してくれた時点で、僕もAちゃんも限界を迎え、

扉が閉まった後に腹を抱えて笑いました。

こんな楽しい時間がずっと続けばいいのにな

今夜で時間が止まればいいのにな

なんて乙女チックなことを考えていましたとさ。

 

いや、これ曲解説か!?

ただのエピソードトークやん!

って思ったそこのお前!

 

…すみません。本当病気なんですよ。

毒出しなんです、話すことが…

付き合ってください…

 

楽曲的な説明をすると、普段あんまり使わないコード進行で疾走感のある、ポップチューンとなっております。

車の中とか自転車とか乗りながら聴いてください。はい。

 


2.それはそれとして

この曲も特に難しい表現はないので、歌詞の通りの曲です。

個人的に好きな歌詞は「君にoasisを聴かせて初キスを奪ったゴミカス野郎より〜」のくだり。

僕の人としてのみみっちさ、嫉妬深さ、そしてAちゃんへの愛(というか独占欲)がよく現れています。

このoasisのエピソードはAちゃんと寿司屋に行った時に、聞きたくないのに、何故か自ら聞いた初彼氏の話で出てきました。

しかもその糞洋楽かぶれ野郎、ベロチューをしてきたそうです。

Aちゃんは嫌だったとか言ってましたが、満更でもなさそうでした。

くそが!!!!

ふざけるな!!!!!!!

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

 

さて、楽曲的な話です。

五右衛門の曲は作詞作曲だけでなく、曲の構成、バッキングギター、リードギター、ドラム、ベース、ほぼ全てのアレンジを僕がやっています。(ギターソロや各パートの細かいブラッシュアップは除く)

アレンジしてて楽しい瞬間は

「いい意味で」弾き語り状態と雰囲気を変えることができた時です。

この曲の学校のチャイムを掻き鳴らす表現を思いついた時は脳汁びしゃびしゃでした。

さらにギターソロのパートでは、あえてキーを平行調のマイナーにして、アニソンっぽいノリにしました。

そこでソロ職人べりぎょんに

「アニソンっぽいソロ作って」

とお願いし、あのかっちょいいソロが出来上がりましたとさ。

 

ここ面白いよね!!

ね!?

面白いって言って!

そばにきて!

抱きしめて…!!

 


3.のっくんで

「のっくんで」とは静岡弁で「飲み込んで」という意味です。

僕は静岡出身で、Aちゃんは静岡が好きで方言も結構知っているので、このタイトルにしました。素敵ですね。

 

さて、いきなりエグい歌詞で始まるこの曲。

僕のロックの流儀、「嘘をつかない」を体現するためには避けては通れぬ歌詞です。

ぶっちゃけ、ごっくんしてもらった経験があったら、一緒にディズニー行ったことよりも日々の楽しい会話よりも、強く記憶に残りますよね?

性欲は悪いことのように言われますが、「欲」自体は悪ではありません。

理性を持ってして正しい方向に使えればいいのです。

僕はAちゃんだけを愛していたし、Aちゃんがババアになってもアソコを舐め続けられる自信がありました。

勿論、色んなところへ行って楽しい思い出を作ったり、一緒にゲームしたりしたかったです。そんな一切綺麗事のない圧倒的「純愛ソング」なんですよ。

ふざけてません。本気です。

日本一ストレートなラブソングだと思っています。

 

あと「スキスキスー…」のくだりは、マイメロの曲をAちゃんが間違った歌詞で歌っていた思い出を歌っています。

音程も違いました。

でも、Aちゃんは歌が上手いので、決して音痴ではありません!純粋に間違えて覚えていただけです!!(これ大事!)

 

そんな、些細なこともすごく大切に思えて仕方ないんです。

僕のAちゃんとの記憶を歌った曲でした。

 

ちなみにこの曲は僕が初めてゆっくりな感じにアレンジした曲で、

五右衛門として初めてとかではなく、人生で初めてです。

めっちゃいいですよね!!

ね!?

いいって言って!

そばにきて!

抱きしめて…!!

 

 

4.嗚呼、ロックンロール

僕にとって「うたう」「ロックンロール」に並ぶ大切な曲。

以前別の記事でも書きましたが、僕のロックの好きな部分は「解決策を提示しない」ところなんですよ。

僕にとっての「ロック」の立ち位置を示している曲です。

 

この曲はぶっちゃけAちゃんだけに対しての曲とかではありませんが、強いていうならAちゃんも含めた身の回りの人への「懺悔」が含まれている曲です。

このアルバムに入れるかどうか悩みましたが、入れることにしました。

 

というのも、このアルバムは僕の心の動きの時系列順になっているんですよ。(作った時期には多少の前後がありますが)

「ラブホテル」から始まり、「のっくんで」で諦めにも近い未練の感情に落ち着いたところで、Aちゃんと付き合う前に作ったこの曲を聴き、

 

ロックンロールが代わりになってくれる。

おれ自身やあの子の代わりにも。

 

という気持ちになったことで、次の曲に繋がるという、ストーリーがあったわけです。

自分の曲に救ってもらったんですよ。

 

だから入れました。

 

その他にも様々な気持ちが入っているので、聴いてみて解釈してみてください。

 

余談ですが、コンビニ人間のシングル「サラリーマンアッパー」に「嗚呼、ロックンロール」のコンビニ人間バージョンが収録されてます。

ぶっちゃけこの曲、好きすぎてヤマトくん(Vo.)にあげたくなかったので、他にも2、3曲送ったのですが、やっぱり選ばれてしまいました笑

コンビニバージョンはかなりしっとりしていて、かつ激情的なので、聴いたことない人は聴き比べてみてください!

あとコンビニバージョンのラスサビ、僕もヤマトくんと一緒に歌いますが、アレいる!?ヤマトくんだけで良くね!?笑

 


5.銀河鉄道の夜~愛する君へ~

ハイパー綺麗事を歌った曲です。

僕はぶっちゃけ

「君が幸せなら僕と居なくてもいい」

「同じ空の下だから寂しくない」

的な考え方はできません。

そんなの綺麗事です。

僕はAちゃんに幸せになって欲しかったんじゃない。「おれと」幸せになって欲しかったんです。

本当みみっちくて醜いエゴですよね。

人によってはそんなの愛じゃないっていう人もいるだろうし、否定はしません。

でも本心だからしょうがないんです。

この歌はその本心とは逆の歌ですが、勿論嘘をついたわけではありません。

この曲を作ったときは「あの子が幸せならいい」って思っていた時期、というかそう思おうとしていた時期なのです。

そういう意味ではかなり切ない曲でもあります。

中野駅の高架下であの子が歌ってくれたGOING STEADYの「銀河鉄道の夜」は本当に上手で綺麗でした。

歌が上手なところも大好きです。

 


6.どうかお元気で

この曲は実はこのアルバムの中で2番目に古い曲です。

僕はAちゃんに三度フラれていますが(その度に別れて、また付き合ってを繰り返していました)

そのなかで1番最初にフラれたときに立ち直るために作った曲なのです。

Aちゃんはこの曲を聴いて、僕との関わりがゼロになることを恐れて落ち込んでいました。そのあと一時的に友人関係に戻った際にはお気に入りの曲になったようで、よく隣で歌っていました。そういうところも可愛い!

きっとこの曲をアルバムに組み込んだら、喜んでくれるやろうなぁ…

なんて思っていましたが、連絡すら取れない今となっては、五右衛門を聴いてくれているのかすらわかりません。

残念です…

 

え、楽曲的な説明?

カノンぶちかましのサビどーん!ですよ。

ファック!!

 


7.やっぱ会ってくれ

タイトルや歌詞の通りの曲です。

銀河鉄道の夜~愛する君へ~」や「どうかお元気で」でいい方向に立ち直ろうとしていましたが、「あー、やっぱ無理だ。会いてぇ!会いてぇよぉ!」ってなって衝動的に作った曲です。前の二曲を全否定しています笑

なので、同じみみっちさでも「それはそれとして」以上のものなのです。

 

ちなみに僕はホルモンが好きなので、メタルというか、ハードコアというか、そういう重めの音のパートを作りたかったのですが、中々自分の曲に組み込めないでいました。ですが、この曲はうまく組み込めたんじゃないかなぁって思ってます。

またこの曲はスカの要素も入ってるし、Aメロなんかアイドルソングっぽくないですか?僕はごちゃ混ぜ大好きなのです!

 


めっちゃいいですよね!!

ね!?

いいって言って!

そばにきて!

抱きしめて…!!

 


 


8.結婚しようぜ

いや、さっきまで「会いてぇ」くらいの気持ちだったのに飛躍しすぎじゃね!?って曲です。でも、馬鹿だけど真剣なんですよ。

しかもこの曲を作った段階では、LINEも無視されていて、全く連絡の取れない時期でした。なのに「結婚しようぜ」って…

我ながら怖いし、キモいです。

 

歌詞についてですが、

なにやら「お花畑に行こう」とかトンチキなことを言っとりますけども、そんなことはどうでもよくて、

サビの歌詞を読んで欲しいんです。

 

君以外知らない

君以外いらない

ほら、君が大大大大大好きです

 

なんの捻りもない、どストレートな言葉ですが、僕は何故かここで泣きそうになるんです。

 

だってこれが全てだから。

 

最初に聞いた時はなんとも思わなかったけど、あるとき急に心に沁みる歌詞ってありますよね?

そんな感じです。

 

もしあなたにこの歌詞のように想うことができる相手がいるなら、なにがなんでもそばにいてください。

そして幸せになってください。

おれはこの世の全ての恋人たちの味方なので。

 

ただ一組を除いてな!!!!

 

 


9.さよならのゲイン

音を聴けばわかると思いますが、スタジオで弾き語ったものを、スマホで録音しただけの曲です。

この曲については、とくに語りません。

でも最後に持ってくるには最適な曲だと思っています。

短いけど大切な曲です。

 

終わっちまったもんは戻らないんだ。

 

 

 

 


以上。「春よ、終わるな」曲解説でした!

 


いかがでしたでしょうか?

アルバム一度聴いたよ!

って方も、この解説を踏まえて、是非もう一度聴いてみてください。

少しでも僕の脳内に近づいてくれたら嬉しいです。

 

f:id:THE81169677:20240515224748j:image

 

このジャケ写僕が描きました!

Aちゃんを見ながら描いたので、そっくりです!

美しい超えて神々しい!!

ちゅきぴ!

コミックバンド

こんばんは、西山竣也です。

 

先日うちのメンバーが、ライブハウスの楽屋でこんなことを言われたらしいです。

 

「五右衛門ってコミックバンドなんでしょ?」

 

そいつはその言葉に腹を立てていましたが、僕はそいつが腹を立てたことに首を傾げました。

そもそも、

 

コミックバンドの何が悪いの??

 

ってところからです。

 

確かにコミックバンドという言葉が、少し馬鹿にした言い方なのは僕も知っています。

そいつもバカにされた感じがして怒ったんだと思います。

ですが、僕はこう思うのです、

 

どんな形であれ、人を楽しませるパワーを持っているものは素晴らしいものだ

 

と。

 

そういうパワーを持ってるものは、微力だとしても人生を豊かにしてくれます。

時には心や命すら救うこともあるのです。

僕自身そうでしたから。

 

確かにルーツの深い音楽に比べたら、コミックバンドは少しちゃっちいかもしれません。

ですが、どんなに金があっても毎日高級ステーキが食べたいわけじゃないはずです。

たまには松屋のデミグラスハンバーグが恋しくなる時だってあるんですよ。

だから、「コミックバンド」という言葉を

「見下す意味合いで」

使うことは音楽性の否定です。

それはパンク好きに「五月蝿いだけ」とかアイドルソング好きに「キャピキャピしててうざい」とか言うのと変わりません。

僕はこういう考え方大嫌いです。

(勿論頭でどう思おうが、仲間内でああいう音楽好きじゃねえんだよ〜くらいならいいと思いますが、直接相手に言うのは絶対違います)

 

そもそも人が好きなものを馬鹿にするな。

 

かくいう僕も下北系エモバンドのことを悪く言う時がありますが、断言します。

馬鹿にしてません!純度100%の嫉妬です!

だってあいつらカッコいいじゃん!

ムカつく!

 

話が逸れてしまいましたが、

ここからが本当に言いたいことです。

 

僕は今までバンド活動において、自分がほんとにしたいこと、楽しいと思うことを全力でやってきました。

熱いMCも馬鹿みたいにくだらないことも、僕にとっては全力のロックです。

それを見た結果、まわりが僕らのことを「青春パンク」と呼ぼうが「コミックバンド」と呼ぼうが、そんなことはどうでもいいんですよ。

そんなことはまわりが勝手に決めることです。

僕らの関与することじゃない。

ただ、僕らはその自分たちのやってきたことに誇りを持たなきゃならない。

そうでなければ、自分の全力を、伝えたい想いを否定することになってしまいます。

そんなの自分が可哀想です。

 

だから僕はこれからも全力で馬鹿します。

全力で歌います。

少しでも聴いてくれる人を楽しませることができるように頑張るので応援しててください!

 

 

ちなみに余談ですが、そのメンバーと険悪になったりしてませんよ!この記事を出すことも本人に許可をとっています!

五右衛門メンバーはみんな音楽に対してとても一生懸命で、真摯に向き合うやつらだから好きです。

 

 

さて、これからいよいよTHE・五右衛門

新アルバムリリースに向けレコーディングを開始します。

良いものができるように頑張るぜ!!

乞うご期待!

f:id:THE81169677:20230916200631j:image

 

 

ロックを鳴らしてえ!

流行りのポップスやアニソンなんかを否定するべきじゃない。

勿論テレビで活躍しているロックバンドのことも。

それが大好きで、それをかっこいい可愛いって思ってる人がいるのに、斜に構えた卑屈な奴らがつべこべいうべきじゃない。

売れて有名になってTVん出て、

それも一つの価値基準だから、

売れねえ奴らが何言ったって僻みにしか聞こえない。

 


それを踏まえたうえで、それでもどーしても言いたいことがあるんです。

僕はバンドマンだから、ロックンローラーだから、どこまでも「ロック」ってやつにこだわりたいんですよ。

音楽性どうのというよりも、アティチュードってやつですね、

今の世の中ロックをやる側にも見る側にも全然自由がない。

そもそも僕らに

 


品行方正を求めるな。

 


僕らはスーツにネクタイでビシッと決めたサラリーマンじゃない。

お堅い公務員でも学校の先生でもない。

ロックンローラーなんだよ。

お前らの言うことなんてはなから関係ねえんだよ。なぜなら僕らは「ロックンローラーだから」

 


だからどうしても、良い子ちゃんでいることを強制されたバンドマンたちに窮屈さを感じるんです。

 


それは自分自身も含めて。

 


だからぶっちゃけロックバンドはテレビなんか出なくていいよ。

売れなくてもいいは言い過ぎだけど、やりたいこと曲げてまで売れてもマジで意味ない。

「それは君が若いからだ」

とか「現実は甘くない」とかいう老舗バンドマンの皆さん。

アンタたちもうロックを忘れちゃってるよ。

そんな奴らどんなに上手くても眼中にないです。

 


ロックの定義は人それぞれだと前も言いましたが、それでもロックってやっぱ弱者のためにあるべきだと僕は思います。

 


行きたくもねえ会社に涙目になりながら通ってるやつ

そもそも働くこともできないやつ

色んなことが怖くて生きているのが辛いやつ

失恋の痛みで自殺寸前のやつ

教室の隅っこで突っ伏してるやつ

優等生にも不良にもなれない中途半端なやつ

 


そんなクソッタレな人生を送ってるやつらの代わりにうざってえもん全部ぶっ壊すためにある音楽なんですよ。

 


そいつらは常に批判されている。

仮に直接的ではなかったとしても

「30でフリーターはダメだよね」とか「そろそろ結婚したら?」とか「鬱とか甘えでしょ?」とか出来るやつらができないやつを見下すクソみたいな「常識」

合わせたくても合わせられないやつらなんかほっといて、世界は回っています。

 


それで良いんです。それが現実です。

僕らみたいな社会不適合がいるから、負け犬がいるから勝者がいるんです。

それが「当たり前」だし、しょうがないんです。

でもだからこそ、

 


草木が光合成するように、

重力が地球の中心に向かうように

それによって「岩が転がり落ちていく」ように

ロックンローラー」が湧いてくるのも当たり前なんですよ。

 


批判されてる奴らが「当たり前」にいるから僕らはいる。

そいつらの「当たり前」の怨念を背負って歌うから僕たちは「ロックンローラー」なんです。

カッコつけだって思いますか?

僕は本気です。

 


好きにやれば良いんですよ。

好き勝手やれば良いんです。

 

 

 

でも、こういうことを言うとこんなことを言われると思います。

ロックンローラーだから何をしても良いのか?」

「法やルールを破っていいのか?」

ってね。

 


ダメに決まってるでしょ。

 


ダメだから良いんです。

 


あなたがやりたいことや生きたい人生を否定されたらどうしますか?

ぐうの音も出ない正論で

「そんなのダメに決まってるでしょ」って

きっと生きることが辛くなります。

良いとか悪いとかは集団で生きていくために生まれた時から勝手にある物差しです。

だから人は平気で「あんなやつ死んだ方がいい」とか「生きてる資格がない」とか言います。

 


冗談じゃない。

 


生きてちゃダメなやつなんかいるわけがない。

他人が自分の物差しで人の存在価値を決めるなんてうんこです。

 


良い・悪い でものを測るのは傲慢だ。

好き・嫌い で語るべきだ。

それを子供と言う奴もいるが、

自分を正しいと思ってることよりましです。

 


でも人は良い悪いで物を語ります。

かく言う僕のこの記事だってそうかもしれません。

だから誰かに「お前はダメだ」って言われた時にロックが必要なんでしょ?

だから僕らロックンローラー

 


品行方正を求めるな

 

 

 

う〜ん、でもやっぱ僕は売れたいしビビリだから大人に媚に媚びて媚びまくって売れることにしよーかなー

 

良い子ちゃんやって売れます!

そんでMステ出ます!

 


そんでMステでマイクぶん投げてカメラ破壊して出禁になってやりますよ。

 


そんな行為に何の意味もない。

しょうもない反骨精神。

 


そのとき僕は色んな人に批判されるでしょう。

ネットとかで叩かれまくるでしょう。

 


だから誰かが救われるはずです。

 

 

 

 


そんなロックを鳴らしてぇぇぇぇぇ!!!!

f:id:THE81169677:20230808023559j:image

【哲学】生きている意味

こんばんは西山竣也です。

 

突然ですが皆さんは

「そんなの当たり前じゃん!」

的なこと普段から言ってないですか?

はたして、当たり前とはなんなのでしょう。

僕はみんなが当たり前ということは本当に当たり前なのか?そもそもそれってなんだ?

みたいに一つのことに対して疑問を投げかけ、うだうだ考えるのが好きなんです。

ちなみにこれを哲学といいます(多分)。

 

僕は物心ついた頃から哲学的なことをたくさん考えてきたのですが。

同年代には理解されない(そのくせわかったフリはされる)か、厨二病と馬鹿にされる

大人には頭が凝り固まった化石みたいな人が多いので、流されたり、物質的豊かさや社会的地位の話に持っていかれたりする

等のことをされ、昔から非常に憤っているのです(憤っちゃうところが僕のガキな部分)。

 

さて本日のタイトルは

「生きている意味」です。

このことについて説明するためには、まず

「理解とはなにか」を説明する必要があります。

以前「人を理解するとはなにか」という記事を書きましたが、それとは別。

もう少し深くて、ある意味抽象的な話です。

 

結論から言います。

理解するとは「確信すること」です。

おいおい、お前前の記事で

「決めつけんのよくない!」

的なこと書いてたやん!って人もいるかもしれませんが、ここでいう「確信」とは「実感」的な意味合いでの確信です。

細かく説明します。

 

身の回りに当たり前のように科学技術や、教則本などが転がっている僕たち現代人は、うっかり

「理論」の後に「現象」が起こる

という勘違いをしがちです。

ですが「理論」とは辞書で引けばわかる通り、

「個々の現象を法則的、統一的に説明できるように筋道を立てて組み立てられた知識の体系」のことです。

つまり「現象」の後に「理論」があるのです。

そういう意味では僕たち人類は

 

何一つ理解していない

 

とも言えます(理解の定義にもよりますが)

言ってる意味がわからないって方は、ある一つのことに「なんで?」を投げかけ、とことん調べてみてください、そうすると最終的に絶対わからない領域に来るので。

 

唯一わかっていること、理解していることがあるとすれば、それは

「自分が生きている」ということです。

僕たちは自分が生きていることを理解するためにわざわざ理屈をこねくり回したりしません。

「いま心臓が動いてるから生きてる!」とか

「お腹が空くから生きてる!」とかしなくても自分が生きていることを確信しているはずです。

自我があり、考える力がある時点で生きているんです。

デカルトの「我思う、故に我あり」

ってやつですね。

(ちなみに僕はデカルトなんて人のこと知らん時からこの考え方してました)

要するに「生きている」という実感のように、確信していることこそ理解していることなんです。

なんか釈然としない?

そりゃ、そうですよね、

だって

なーーんにもわかってないんだもん、人類。

 

この世の中の大抵のことは粒子だの原子だのよくわからんけども、ミクロの世界で説明できるそうです。でもじゃあなんでそもそもそんなものがあるんですかね。

あったところで、だからなんなんですかね。

 

「生きている意味」とは?

 

それはズバリ!

 

そんなものはない!

 

いやいや、なんだその答え…

って思った人もまあ、聞いてくださいよ。

なにも僕はニヒリズムな訳じゃないんです。(それに近い考え方ですが)

僕はさっき「理解」とは「確信」と言いましたね?じゃあ自分の生きている意味を理解するということは「これだ!」って確信できるものを見つけるってことなんですよ。

 

僕はあまり信じていませんが、

神様みたいなのがいて、その存在に認めてもらうために生きてるんだ!

って確信できたら、それがその人にとっての生きている意味なんです。

「人に愛され、愛すること」こそが生きている意味だ!

って確信できたらそれも生きている意味です。

(理屈をこねくり回さず確信していることがポイント)

 

結局「人それぞれ」ってことなんですが、端的に「人それぞれに生きている意味があるよ」って言うのより説得力がありませんか?

逆に言えば、

「俺には生きている意味なんてない…」って確信している方には生きている意味なんてないんでしょう。

それが悲しいことだとは全く思いませんが。

 

人それぞれ、百人いたら百通りの「生きている意味」があります。それはつまり、各々違う世界で生きているという意味でもあるんです。

だから決めつけよくないよ!まじで!

あと他人と比べるのもよくない!気持ちはわかるけど!

僕の不幸なんてあの人の不幸に比べれば…

みたいに考える必要はありません。

「世界一不幸な人」とは自分のことを「世界一不幸だと思っている人」なんです。

それは逆も然り。

 

幸せになることも自分の心次第なんです。

 

とは言えこれは理想論ですよね、

辛いことあって生きているのがしんどい人には結構厳しい考え方でもあります。

アドラー心理学的なね。

ただ、希望ってやつは自分で捨てちゃうと、相当ラッキーが起こらない限り手に入らないものですから、

自分次第で幸せにもなれる

って考え方も、ほどほどに持っておくと良いかも知れませんね。

 

ちなみに、僕にとっての「生きている意味」

それは…

 

Aちゃんと結婚して、幸せな家庭を築くこと

 

です!

 

きたぁぁぁ!

またきたよ!こいつ!

もうええて!いい加減にしろよお前!

まじで執着しすぎだよ!!

 

って声が聞こえてきそうなので、

新しく考えておきますね。

でも、真面目な話、

楽しいと思えることや、身の回りの小さな幸せってやつは充分に生きている意味と言えますよね。

 

僕にとってはバンドとかね。

 

嗚呼、こんなこと書いてたら夜が明けてしまった。

 

さっき物質的な豊かさや社会的地位についてばっか言及されるのはウザい的なこと書きましたが、まあ、お金がないと生きていけないのも事実だし、哲学者ってニートだったやつもいたらしいので、現代社会においてはあんま必要とされてないのかもしれませんね。

でも、僕は「精神的豊かさ」をどこまでも大事にしたい。

電車の中で早送りでドラマ見たりとか

曲の前奏飛ばしたりとか

そんな愚かなことをするくらいならちんげにストパーかけてTwitterあげて社会的に爆死した方がマシですね。

 

てなわけで皆さん。

自分の大事なものを大事にしましょうね。

どっかの誰かのありふれている理屈はいいから、まずはあなたが幸せになってください。

 

ここらが落とし所かしら。

 

おやすみーーー!

 

f:id:THE81169677:20230714215231j:image

いつだか猫に絡まれた時の写真

 

 

 

27クラブに入りたかった

こんばんは、西山竣也です。

 

現在、2023年6月18日0時44分。

僕の27歳の誕生日です!!わー!ぎゃぁ!

27歳といえば!

そうですね!

27クラブです!!

知らないって人はggrks(←これ若い人に通じないらしい笑)

 

はい、意地悪しないで教えます。

27クラブとは名声を得たミュージシャン、ロックスターたちがみんな27歳で死んでることからそう呼ばれるようになった、彼らの総称です。

有名どこでいうと、ジミヘンとかカート・コバーンとか。

まあ、名だたるミュージシャンたちが27歳で死んでるんですよ!

 

そう!

 

僕も入りたかった!!

 

いや、すみません。

暗い話がしたいわけではないんですが、

Twitterとかでもチラッとお話したとおり、

僕は双極性障害を持っています。

お薬パワーでなんとかなってますが、時々しんどい時もあります。

というかそもそも病気になる前から僕は人と相容れない社会不適合な部分をたくさん持っており、ぶっちゃけ人生疲れてました!!笑

 

そんな僕を支えてくれていたのは、

THE・五右衛門 元ベースの髙木龍とかいうやつです。

あんまり良く言うと調子乗るので言いたくありませんが、こいつのおかげで今まで生きてこれたと言っても過言ではありません。

1番しんどかった高校時代、それから今に至るまで、色んなタイミングでこいつに助けてもらいました。

そして、ギターのべりぎょん(本名、宮﨑真理)

こいつにも大学休学してから社会人になるまでたくさん助けてもらいました。

二人とも家族のように大事です。

 

ですが、

そんな最高の二人に支えて貰いながらも、

 

ぶっちゃけ27なったら死んだろ

 

って思ってました!!

 

僕はライブのMCで、

「いつ死ぬかわからないから、やりたいことやろうぜ!」

的なことを度々口にしてきたんですが、

僕は大して何かを成し遂げたわけではありませんが、この自分の言葉にはどこまでも真っ直ぐ向き合って、それを遂行してきたんです。

だからぶっちゃけ未練とかありませんでした。

僕の最終目標は

「死ぬまでバンドを続けること」

なので、死ねば有言実行じゃ〜ん

とか思ってました。

 

ドラムのこうたには

「売れてないから27で死んでもただの27で死んだ人だよ」

とか言われましたが、僕には誰よりもロックンローラーの資質があると思っています。

何言ってんだこいつ?笑

って思われそうだけど、僕はそう確信しているんです。

だからまあ、その証明はこれからお見せしましょう!ってことで話を戻しますが、

僕は27で死ねばその精神性だけでも、認めてもらえるんじゃないかって期待してたんです。

そんで27クラブの仲間入りをして、生まれ変わった来世ではちゃんと優しくて強くて、技術的な面でも音楽の才能に溢れた人間になれることを、漠然と期待していました。

 

そんな時にAちゃんに出会ったんです。

(元カノって言い方なんかそろそろキモいからこう呼ぶことにしました)

はじめに断っておきますが、未練を話したいわけではないです笑

まじめに感謝を話したい。

僕はAちゃんに会って、

こんないいやつがこの世の中にまだいるなら、もうちょっと生きていたい

って思えたんです。

Aちゃんとはもう別れてしまいましたし、たぶんもう会うことはないですが、心から感謝してます。本当にありがとう。

 

とまあ、3人に支えられてもっと生きたいとなった、今になって思うことですが、

なにも優しくしてくれたのは、この3人だけじゃないんですよ。

この3人のおかげで心に少し余裕ができてからまわりをよく見てみると、まず

 

おれの家族バチクソいい人たちじゃん!!

 

ってことに気づきました。

僕は今までこの生まれ持った捻くれと、家族も癖の強い連中だったもんで、彼らとはあまり分かり合えないで生きてきましたが、

色々あって洗いざらい話してみると、結構わかってくれました。

それこそAちゃんとの失恋の際には僕と父と母と真理(←何故?)の4人で静岡の実家で会議を行うという奇妙な出来事もありました!笑

 

それからライブハウスで出会う皆さん。

その日はじめて会っただけのおっさんとか、同じ障害を持ってるバンドマンの方とか、Twitterを見てくださってる方々とか、

たくさんの方から暖かい言葉をいただきました。

 

僕の愚痴を聞いてくれる地元のツレ、

わざわざ飲みに誘ってくれた、友達でありライバルのTHE BEAT CHiLDのコーヘイ君

たくさん優しい人がいました!

 

んー

死ぬのやーめた!笑

27クラブとかどうでもいいわ!

こうたの言うとおりここで死んでもなんもならんわ!

生きて生きて生き抜いたろって思いました!

 

でも、これってたまたま僕が恵まれていただけなんですよね。

 

僕は人のために歌を歌っているわけではありません。

あくまで、自分のため、自分を救うために歌を歌っています。

もちろんそれを「いいな」とか「楽しいな」って思ってくれる人が増えたら嬉しいです、そっちの方が自分が楽しいからね。

 

でも、もう一つ、

やっぱ苦しいって思ってる人を少しでも楽にできたらいいなって思うんですよ。

まあ、僕みたいな恵まれてる人間にそんなこと言われてもムカつくだけかもしれませんが。

そんなことは知ったこっちゃないです。

辛い思いしてるやつのこと「も」勝手に想って歌い続けてやりますよ。

 

 

てな感じで、例の如くまた話がとっちらかってますが

とにかく色々思う26年間でした!

 

ハッピーバースデートゥーミー!

これからも元気に生きてくぜ〜!!

 

応援おなしゃす!!

 

以下 6月19日:追記

そうそう、6月18日の夜はRAKUSENの北山と海野と小塚さん、それからブリキノコインズの塩野、そしてコンビニ人間の小西くんと飲みに行きました。

そして、僕はその夜北山んちに泊まりました。プレゼントに変なパンツを貰ったりしてすごく楽しい誕生日になりました。

こいつらのことはまた後日ブログにするかもしれないし、しないかもしれません。

とにかく、良い友達兼ライバルができて僕はラッキーです。

俄然、バンドにやる気出たぜー!

f:id:THE81169677:20230622154231j:image

絵面汚っっ!

 

 

 

 

「人を理解する」とはなにか

※今日の記事は半分愚痴みたいなものなので、人の愚痴などを不快に感じる方は、閲覧にご注意ください。

 

突然だけど、僕は思慮の浅い奴が嫌いです。

思慮の浅い奴は言葉を選べない。

 

僕自身「僕は誰よりも思慮深いです!!」とまでは言えませんが、一つの物事にたいして熟考し多角的な目を持つことができるほうではあると自負しています。

なので、時折出会う考えの浅すぎる人間に辟易することがあるのです。

そんな僕のめんどくさい愚痴を聞いてやってください。

 

奴らにはもう少し深く物事を考えてほしいんですよ。

深いことを考えないことが悪いわけではないし、ときには能天気に流すことも必要だけど、「まあ、なんでもいっか」を全てに対してやっていると、人の感情にまで「なんでもいっか」で向き合うようになってしまう。

僕たちは飯を食ってうんこするだけの生き物じゃなくて、自我があり、何かを見て何かを感じ、泣いたり笑ったりする生き物だから、

いわば感情とは命なんですよ。

命を粗末にする奴には、みんな過敏なほど反感を持つのに、感情を粗末にすることに対してはそこまでじゃないですよね。なんなら、「そんなことで傷つくほうが悪い」とか、「気にし過ぎだ」なんて声すら聞こえてきます。冗談じゃないですわ。

 

リストカットをする人に対して、軽々しくメンヘラだとかいう奴ら。

オーバードーズした人に「ODじゃ死ねないよ?」とか言うクソ医者。

令和になってもまだ「鬱は甘え」とかいうカス。

死ぬほどむかつきますよね。

悲しくもなる。

でも、お前らも限界ギリギリで頑張って生きてるんだよな。だから、弱音を吐ける人を羨ましく思うんだろ?構ってもらえてる人に嫉妬するんだろ?

とも思います。

実は僕、どっちの言い分もわかるんです。

 

実際しんどい時は死にたくなるし、病みツイートのひとつやふたつします。

でも、「気にし過ぎだ」思考も確かに一理あるんですよ。

あまりにも負の感情を表に出しすぎると、だんだん自分が可哀想になってきます。でも僕は自分を憐れみながら生きていくことが地獄であることも知っています。

だから大事なのはバランスをとることなんじゃないかなと。

 

話がとっ散らかってますが、今まさに僕が書いているこの記事のように、めんどくさいけど細かい思考のプロセスって僕にとってはすごく大事なことなんですよ。

 

今は若いとたかをくくってるやつも、いつかは老いて死んでいきますよね?

今はテキトーに生きてるやつも、いつかは「俺の人生ってなんなんだろう?」とか考えだすんですよ。

そういう目を持ったらわかるはずです、目の前の感情=命を粗末にしちゃいけないって。

もちろん、偉そうなこと言ってますが、僕もぜんっぜん上手くできてはいません。

口で言うほど簡単じゃないです。

僕も身近な人を傷つけてばかりで、本当に嫌になります。でも、だからこそ気をつけているんですよ。

せめて思慮深くなろうと。

 

だから、僕は思慮の浅い奴が嫌いです。

目の前の人のことを表面上だけで簡単に判断して、決めつける。

自分は人を理解できる人間だと思い込んでいるから、簡単に人を決めつけるんですよ。

善だの悪だのと、ただの多数決を人に押し付けだすんですよ。

 

マキシマム ザ ホルモン予襲復讐という曲に

 

例えば、その量りの針が指した重さ100グラムと
一周回った1100グラムの針は同じ位置。同じ位置。同じ位置。
見た目で決めつける奴ら、
その重さもわからず たやすく軽く見下し、
何周回ってそこにたどり着いたかを想像する事もできぬまま
ずっと裏の裏は表だと信じきってる
"普通"や"一般"という名の「異常な正常者」
そんな"まとも"な人々の「正気の沙汰」に
痛めつけられた結果がこれである!!!

 

という歌詞があります。

まさにこれです。僕も"まとも"な人々に痛めつけられた結果、ロックやってます。

 

あー、もう眠くなってきた。

何が言いたかったのかも忘れてきた。

あ、タイトルは

「人を理解する」とはなにか

でしたね!

つまり僕の思う「人を理解する」とは

 

本当の意味で人を理解することはできない

という自覚を持つこと

 

そして、

 

思慮の深さを持って人と接すること

 

です!

 

 

僕の元カノはそこら辺が完璧でした。

僕のこういうめんどくさ〜い部分も真剣に聞いてくれました。

僕の曲の歌詞も一つ一つ咀嚼してくれました。

だから彼女は世界一の女性です。間違いない。

 

いや、いつまで元カノ引きずんだよ!!

もうええて!!

 

そんなストーカー一歩手前の僕ですが、これからもバンド頑張りまーすってことでおやすみなさい!!

 

f:id:THE81169677:20230616023330j:image

関係ないけど写真あったほうがいいと思ったので。