限界バンドマン日記「反省はしている、後悔はしていない」

THE・五右衛門のボーカル西山竣也の日常

自分たちの売り

僕たちTHE・五右衛門は、はっきり言ってヘタクソだ。

他のメンバーの技術面についても思うところはあるが、まずボーカルである自分自身、

 

音痴である。

 

これでも毎日スタジオに入り、ドレミファソファミレド〜♩

的な基礎練からコツコツ練習している。

おかげで少しずつではあるが上達はしてきた。しかしながら、まだまだ満足いく出来には程遠い。

ゆっくり落ち着いて神経を集中させて歌っても音程正答率はだいたい80%程度だ。

ましてや、ライブともなれば叫びながら暴れながら、バンドサウンドの爆音の中で歌う。これは僕にとってはとても難しいことである。

 

さて、前振りが長くなってしまったが、ここからが本題。

自分たちのバンドの売りはなんだろう?

ということである。

「真っ直ぐな歌詞」?「熱いライブ」?

「楽しそうな演奏」?

どれも正解な気がするが、要するに

 

「下手でも一生懸命やる泥臭さ」

 

なんだと思う。

そこにお客さんは感動してくれているのだと僕は思うのだ。

しかしながら、こうも思う。

 

泥臭さを売りにするって卑怯じゃないか?

 

だってそうだろ。

下手でも一生懸命上手になろうと努力して努力して、本気で努力して、それでも届かない。

でも、諦めない。

その姿がカッコいいんだろう?

だから「下手でもいいや」っていうのは絶対違うんだ。そうなってしまったら、僕たちの音楽は嘘になってしまう。

 

泥臭さは演出しちゃいけないんだ。

 

だから僕は今日だって本気で練習する。

いつか「五右衛門って熱いよね」って言葉だけじゃなく「五右衛門って上手だよね」って僕は言われたい。

 

僕のことを音痴だって言った奴ら全員見返してやりたいんだ。

 

見てろよ糞野郎共!!

 

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